「高齢者福祉(介護予防)」の視点で考えるまちづくり
- machinomikata
- 2023年5月22日
- 読了時間: 2分
2023.5.18、京都市伏見区にあります京都奏和高校の「ビジテックⅡー コミュニティデザイン」の授業の中で、
「福祉でつながるまちづくり」「しあわせなコミュニティ(つながり)のカタチとは?」を趣旨に授業が行われました。
高齢者福祉や介護の視点に立って、今後につながる企画を考えてみよう、ということで、高齢者の方と高校生のみなさんとのインタビュー&交流会(高齢者16名/高校生16名)が開かれ、ファシリテート役&「質問の仕方レクチャー」のお役目で関わらせてもらいました。

高校生のみなさんは、この一年を通じて、防災・交通・景観・福祉といった様々な観点から、まちづくりに関する認識を深め、まちの現況や課題を捉え、今後につながる解決方法を企画提案されます。
高校生のみなさんからのアイスブレイクを交えた質問の他、
Q「普段の生活場面でお困りごとはどんなことがありますか?」
Q「あるといいなと思うモノコトはなんですか」
といった問いに対し、高齢者の方々は
・「車の免許返納に伴い、長距離移動が大変になって、田舎の空き家管理に困っている」
・「息子夫婦となかなかコミュニケーションがうまく取れなくて、さみしい」
と普段感じてらっしゃる日常生活での困りごとなどをお話しながらも、
・「コーラスや新聞紙を使ったちぎり絵を楽しんでいるよ」
・「体力低下は仕方ないけど、健康維持をがんばってるよ」
・「おばあちゃんに美味しいご飯食べさせてもらっていたのなら、習っておくといいよ〜」
・「若い方ともっと交流したいわね〜。みなさんのことも聴かせて〜♡」
などなど、とても楽しそうに応答。高校生のみなさんにとっては、高齢者ならではの暮らしの楽しみ方や世代ごとの感じ方・捉え方・生活様式の違いなど、色々感じる時間になっていたようです。

進行側として参加させてもらった感想は、
高校生のみなさんが様々なお話を丁寧に受け止め、率直な反応を返されつつ、そのお話に含まれるお気持ちまで、真摯に聴きとられていたお姿が印象的でした。
コロナ収束後、ようやくこんな交流時間がもてるようになったんだなーと感慨深かったです。
交流会は、6月もあと2回予定されています。高齢者のお話を受け、「今後こんな取組ができるのでは?」とのご提案を高校生のみなさんが考えてくださるそうです。その変遷をまたこちらのブログに掲載予定です。お楽しみに〜♪ (文章作成:S)
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